デジタルガーデンxレトロサイト=新しい出発点
~ようこそ 情報の奔流から少しだけ離れた 静かな庭へ~
📒はじめに:アナログ回線でつないだ心のふるさと
1990年代。実家の壁にあるモジュラージャックに電話線を繋ぎ、家族の苦情を背に受けながら、ピーヒョロロという接続音の先に広がる未知の世界に没入していました。不便で、ダサくて、けれど可能性に満ちていた、あの頃のインターネットの原風景は、今でも私の心のふるさとです。
現代は、当時からは想像もつかないほど技術が発展し、高度な通信技術が生活の隅々にまで浸透しました。しかし、ネットが完全に社会を掌握したことで、私たちの行動や思考までもがアルゴリズムの配下に置かれ、主従関係が逆転してしまったようにも感じます。
私は現代のテクノロジーを否定するつもりはありません。ただ、SNSをめぐる不毛な闘争や増殖する承認欲求の狂騒劇を遠巻きに眺めながら、もはやネットに自分の居場所のないことをさみしく感じることが多くなりました。
そこで私は、かつての不便でダサくていつも未完成な、あのレトロなホームページを、どこにも属さない自身の拠点として、再現することにしました。
👀コンセプト:18歳の私と中年の私のすれちがう場所
このサイトは、中年になった私が、自分のなかの18歳のままの目と心で、こんにちの生活や社会を観察・記録するテキストサイトです。
管理者としての私は、現代の「映え」「効率」「評価」「収益性」といった正義をいったん括弧に入れておき、何物も追わず何物にも追われない無邪気さで、散らかったままの青臭い稚拙なコンテンツを保存していきます。ここは「誰かにとっての自分」を演じる場所ではなく、自分自身と向き合い、育むための「秘密基地」なのです。
しかしこれを単なる懐古主義に終わらせたくありません。事実、昨今は「デジタルガーデン」や「スモールウェブ」といった思想が、現代ネット社会へのアンチテーゼとして注目を集めはじめています。そうした考え方が私のホームページに該当するかはわかりませんが、長期運用にあたって、ひとつのテーマとして意識しています。
18歳の私の視線と、現代の私の志向とを結び、その交点を未来への新しい始点にして、私自身のインターネットを取り戻したいと考えています。
🔧サイトの安全性:最新の技術と最古の運用法
ひとつだけ90年代を再現してはいけない部分があります。セキュリティです。残念ながら私にはすでに現代技術を使ってWebサイトを作る力がありません。そこでサイトの構築にはAIを活用しました。セキュリティなどの基盤技術は現代の最新スペックを維持し、安全に閲覧いただける環境を整えています。どうぞご安心ください。
同時に、日々の更新作業だけは昔の私を再現しています。すなわち、htmlファイルを複製し、メモ帳で開き、タグの隙間を探しあてて、本文を打ち込み、保存してテストして、アップロードする。私が唯一使える、この数十年前の最先端技術を駆使して、サイトを耕していきます。
💁ガイド:この庭の歩き方
当サイトは以下のメインコンテンツを中心に構成されています。
📖チラシの裏
趣味のこと勉強したこと考えたことなど、断想の寄せ集めです。一貫したテーマはありません。日記よりも深い洞察・詩的な情緒を含むこともありますが、常に18歳のフィルターを通し、素朴さと平易さを心がけています。
📔日記
現代の私の日常を切り取ったテキストスナップです。ブログやSNSに向かうような構えた態度を捨てます。親しい友人に話しかけるような口調、心の中に沸き起こる生の声、そういった無邪気で純粋な言葉をすくって記録していきます。
📷写真館
スマートフォンで切り取った日常のスナップ写真に、ひとことメッセージを添えて保存しているアルバムです。
🔗リンク集
趣味のリンクと、相互リンクで構成されます。一部、90年代の痕跡がそのまま残っていることがあります。リンク先には何があるでしょうか。時空の迷子にならないように自己責任でクリックしてください。相互リンクは常時募集中です。ご希望の方は、お気軽にメールでお知らせください。
💬ゲストブック(掲示板)/ 📧メールフォーム
ご自由にお使いください。ただし一つだけお願いがあります。この庭は1990年代の設定です。よろければあなたも当時のネットマナーに立ち返って、素朴でぬくもりのある言動を演じてください。常識の範囲内で自由に交流を楽しんでいただければ幸いです。
🚪秘密の入り口
ページのどこかにシークレットメッセージや、秘密の入り口が隠れているかもしれません。どうぞ、当時のように宝探しをする気分で探索してみてください。
👷工事中
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💭お願い
もしもこのホームページが、ほんとうにあなたの心にふれたなら、
あなたの大事なお友達にだけ、こっそりと紹介してください。
礼節をもって門を叩く訪問者には、この庭は常に開かれています。
効率と消費の海に疲れたなら、どうぞ、靴を脱いでお上がりください。
――管理人Makより